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2021/11/10新着情報

ジュニアロースクール2021 開催 

11月3日に宮崎県弁護士会主催のイベントジュニアロースクール2021に参加しました。

このイベントは,宮崎県内の中学高校生を対象に「法的なものの考え方」を知ってもらおうと2011年から開催しているイベントで,例年は実際に宮崎地方裁判所の刑事裁判の法廷を借りて実施していたのですが,今年はコロナウイルス感染防止のため,初のオンライン開催となりました。

今回は,建造物等放火未遂罪の犯人かどうかを裁判官・裁判員の立場に立って検討するという内容でした。
初めに,模擬裁判の動画を視聴し,その後,いくつかの班に分かれ,被告人が犯人として有罪といえるかどうか,又は無罪となるのかを議論しました。
私は,中学校2年生の担当として,サポート役だったのですが,弁護士の立場でも思いつかないような理由を説得的に述べたり,また,相手の意見を尊重しながら自分の意見をきちんと説明する姿に感銘を受けました。

その後,出席者の一人から「どんなに怪しいと思っても弁護しないといけないのか」という趣旨の質問を受けました。
刑事裁判において,弁護人は,被疑者・被告人の権利を守るために存在し,被疑者・被告人の権利を守りながら同人の言い分や意見を法的にまとめ,裁判所等に主張することが使命であり,そのことによって公平な裁判が実現するのであり,怪しいと思ってもそのことを弁護しなければならないと考えています。という趣旨のことを説明をしました。


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